- 5/23発生したイギリス・マンチェスターの歌手アリアナ・グランデさんのコンサート会場で発生した痛ましいテロ事件について、本田圭佑は自身のTwitterアカウントで英字でツイート
「Too bad. I’m so sorry for your loss about explosion in Manchester. The only way to solve the problems that to educate children right way.」
そのツイートの内容・真意について話を掘り下げ質問しました。
(スタッフより質問)
解決策は「子どもたちを正しく教育すること」とありました。これは具体的にどういう「教育」でしょうか?
例えば日本では親や学校で「道徳」的なものを教えらてきたように思います。日本の「道徳」が海外から賞賛されているようなことも耳にします。一方、海外ではどんな道徳教育なのかわからないし国・地域・人種でそれぞれだと思いますが、例えば日本的な道徳を広げることができたらテロの撲滅に繋がるのか…
解決にはどんな教育が必要だという考えをお持ちなのかをもう少し詳しく聞かせてもらえますか?
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(本田圭佑より回答)
“解決策は教育が唯一の道”
「戦争やテロ、悪質な犯罪をこの世の中から無くすには、結論から言うと世界中の人が道徳を身に付けるしかない。道徳を身に付けるには教育が全てなのです。
僕自身これまで多くの過ちを犯し、失敗を繰り返してきました。その度に自分で少しずつ気付き、“自分の弱さとは?”を何度も自問し、やがて人の抱えるエゴイズムが戦争やテロ、悪質な犯罪を巻き起こしているのだということに目が向くようになって、特に無実な人がある日、戦争やテロなどで命を落とすと言ったニュースを見る度に感情移入するようになりました。
日本でも毎日と言っていいほど殺人などの悪質な犯罪が増えています。祖父母の言葉を借りると「昔はこんな意味の分からん殺人はなかった」ということなんです。人類による技術が日々高まり人々の生活は便利になっているはずなのに、何故戦争は絶えないのか?その全ては人のエゴイズムからきているわけです。このエゴを自分自身でコントロールする。
それこそが僕がいう道徳であり、教育なんです。人に元々備わる動物的性質には困っている人を助けたいという良い部分もあれば、人の物を奪いたいといった悪い部分もあります。僕のいう教育というのは、良い性質はドンドン伸ばそう。そして悪い性質は抑制できるように日々学ばせ、実践させ、失敗させ、反省させる。
世界平和なんていうのは僕が想像しているより、ずっと難しいというのは百も承知です。下手したら僕が殺されるというような可能性も冗談ではなくなるでしょう。殺されるのが恐くないと言えば嘘になるけど、でも一回限りの人生を何に懸けたいかと自問した時に教育で世界を変えたい。と強く思いました。実現に向けての戦略は日々試行錯誤を繰り返していますが、行動することが何より大事だという精神で進んでいこうと思います。
今後、共感してくれた仲間たちとこの輪を更に大きくして道徳を中心に据えた教育というのを世界に伝えていきたい。」
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今後もっとたくさんの人に「本田圭佑の考え」を知ってもらえるよう様々な内容を深く掘り下げお届けしたいと思います。
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